熟練の職人による 
フルラッカー Relic 加工 (Supreme/Elite Plus Model)

レリック加工が生み出すヴィンテージの風格。
弾き込むほどに深まる個性と、あなた自身がギターに歴史を刻む楽しみを。

Relic工程:Supreme/Elite Plus Model 】
 Step 1: Body/Neck Preparation
 Step 2: Lacquer Sealing & Staining
 Step 3: Lacquer Application
 Step 4: Relic Detailing
 Step 5: Neck Lacquer & Relic
 Step 6: Parts Relic

Step 1: Body/Neck Preparation

最初の工程は、ボディとネックのサンディングです。
元の塗装を完全に剥がし、シーラー層まで徹底的に磨き上げます。
丁寧に木目に沿って作業することで、次に行うラッカー塗装がしっかりと定着し、美しい仕上がりを実現するための基礎を作ります。
木材そのものの自然な風合いを引き出し、次の塗装工程に向けた完璧な下地を整えます。

Step 2: Lacquer Sealing & Staining

ボディとネックのサンディングが完了した後、ニトロセルロース ラッカーシーラーを施します。
薄く仕上げられたラッカーシーラーはボディの鳴りを妨げず、木材を保護しながら、後のレリックデザインが美しく映えるための重要な役割を果たします。
シーラーが乾燥した後、ステインで木目を活かしながら軽く着色し、ヴィンテージ感を醸し出すベースを作ります。
アーティストモデルの場合は、この段階であらかじめ計画したレリックデザインをトレースして準備を進めます。

Step 3: Lacquer Application

ステインによる着色が完了したら、ニトロセルロース ラッカーを数層にわたって重ね塗りします。
薄く塗られたニトロセルロースラッカーは光沢と耐久性を提供し、木材の表情とギターの美しさをさらに引き出します。
各層をしっかりと乾燥させることで、仕上がりに深みと透明感を持たせます。
この工程は、レリック加工に向けた下地を完成させるために非常に重要です。
ラッカー塗装が完全に乾燥した後、慎重にマスキングを剥がし、さらに乾燥させます。
次に、水研ぎを行い、表面を滑らかに整えていきます。
この工程は、仕上がりの質感を高めるために重要です
更にバフ掛けによって、ラッカーの光沢を一層際立たせ、最終的なレリック加工の土台を完成させます。

Step 4: Relic Detailing

バフ掛けでギターの表面が整った後、手作業でレリック加工の細部を仕上げます。
傷や摩耗を施し、ギターが長年使い込まれたような風合いをリアルに再現します。
細かな部分にもこだわり、自然な経年変化を表現することで、Tone of Dreamsならではのビンテージ感を持つギターが完成します。

Step 5: Neck Lacquer & Relic

ネックにもニトロセルロース ラッカー塗装を施し、演奏性を重視したサラッとした触り心地を実現します。
ラッカーが完全に乾燥した後、ネック裏や指板周辺にレリック加工を施し、長年弾き込まれたかのような自然な摩耗感を再現します。
さらっとした手に馴染む質感が、ヴィンテージを感じさせる仕上がりです。

Step 6: Parts Relic

ギターのパーツにもレリック加工を施します。
金属パーツ(ブリッジ、ペグ、ストラップピン、ネックプレートなど)は、酸化や腐食の処理を行い、長年の使用感や経年劣化をリアルに再現します。
プラスチックパーツ(ピックガード、ノブ、スイッチチップなど)も、日常使用による擦れや色褪せを施し、全体的なビンテージ感を高めます。
これにより、見た目だけでなく、手触りや質感にもこだわったリアルなレリックギターが完成します。