ジャパンヴィンテージギターを
現代に再構築する
Restomodの世界へ
ブランドストーリー
-目次
・60年代から80年代のアナログ技術
・ヴィンテージギターとその課題
・Tone of Dreamsの哲学
60年代から80年代のアナログ技術
60年代から80年代は、アナログ技術の絶頂期と言われています。この時代以降、工業製品にはコンピューターを使用した電子制御やシミュレーション技術が次第に浸透し始めました。
自動車業界では、80年代後半には電子制御インジェクターの導入が進み、音響製品では90年代からデジタル化が急速に進展しました。それに伴い、デジタル技術によるシミュレーションが多くの分野で普及し、アナログの心地よさが次第に忘れ去られていくこととなりました。
ヴィンテージギターとその課題
アナログ技術で作られた70年代までの海外ブランドギターは「ヴィンテージギター」として高い評価を受け、価格が高騰しました。かつては憧れたアーティストのトーンを手に入れたいと願っていた多くのギタリストが、その夢を実現することが難しくなっています。
一部のコレクターのみが手に入れることができる「ヴィンテージトーン」は、一般のギタリストにとっては遠い存在になりつつあります。
しかし、Tone of Dreamsは、ヴィンテージトーンをショーケースに閉じ込めるのではなく、ギタリスト自身がその音を体感できる環境を提供することを目指しています。
工業製品としてのアナログの技術が絶頂期を迎えたのは60年代から80年代にかけてであり、その当時の最先端技術を持っていた国の一つが日本であることは間違いありません。
しかし当時の日本の技術は製品の性能向上、品質向上の目的で高められたものであったため、商品のコストダウンという宿命を避けられずにいました。
素材や加工技術は一流であったとしても、それを最大限に発揮させる製品全体としてのレベルがコストのために妥協せざるを得ない製品になってしまったものも多くみられます。
70年代から80年代に作られた、日本製のエレキギターなどはその典型で、木材などの原材料やその素材の使い方は米国製の高級品に引けを取らないものの、製品の位置づけとして、安価であることが宿命づけられているため、電装部品などのコストダウンを図っているものが多くみられます。
【Tone of Dreams の哲学】
Tone of Dreams は「Restomod(レストモッド)」のアプローチを採用し、ヴィンテージの魅力を現代の技術でさらに高めることを提案します。
日本製のヴィンテージギターに現代の電装部品やヴィンテージの高品質部品を組み込み、仕様を見直すことで、音質の向上、プレイアビリティ、信頼性を大幅に改善します。
このアプローチにより、ジャパンヴィンテージギターは現代のミュージシャンの要求に応える性能を備え、より多くの人々が手に入れる事ができる価格帯で提供されることを目指します。
ヴィンテージの魅力を保ちながら、現代の技術を駆使してそのポテンシャルを最大限に引き出すことで、音楽の新たな時代を切り開きます。