Owner’s Voice

弾くほどに、自分の求めていた音が見えてきました。 N樣/東京都

機材の違いを比べることよりも、
「自分は、どんな音に心が動くのか。」
その答えを探すことの方が楽しくなっていきました。

私は1973年製のVintage Fenderを所有しています。

Vintageならではの味わいは、今でも特別な存在です。

その一方で、Tone of DreamsのRestomodを手にしてからは、自宅の75年製のChampで弾いたり、エフェクターを試したり、Vintage真空管へ交換したりしながら、自分が本当に好きな音とは何なのかを考える時間が増えました。

また、Tone of Dreams サウンドの重要な基準であり、レファレンスでもある、Vintage Marshallで鳴らす機会をいただき、そこには、Champとはまったく違う世界がありました。

音の迫力や空気感、その場でしか感じられない響きがあって、「このギターは、こんな表情も持っていたのか」と感じたのを覚えています。

いろいろ試しているうちに、機材の違いを比べることよりも、

「自分は、どんな音に心が動くのか。」

その答えを探すことの方が楽しくなっていきました。

そんなタイミングで、このギターに新しいピックアップ「響」を搭載しました。

最初に感じたのは、一つひとつの音がとても純粋だということです。

音に含まれる成分が豊かになり、クリアさや余韻も、それまでとは明らかに違う。

本当のVintage感を持ちながら、どこかモダンな解像度や煌めきもある。

交換前のピックアップも、対話を通して私のサウンド志向を考慮していただき、チョイスしていただいたもので、自分の好きなFenderらしい音がありました。

だから「響」は以前の音を否定するものではありません。

むしろ、それぞれの個性がはっきりと見えてきて、自分が何を心地よいと感じているのかまで分かるようになりました。

交換した直後は少し硬さもありました。

でも数時間弾き続けると、その硬さが少しずつ消え、音が自然と馴染んでいく。

その変化を感じながら弾いているうちに、自分の弾き方まで変わっていました。

力を抜いて弾くようになり、ピックの厚さも変え、アンプやエフェクターのセッティングも一から見直しました。

ギターそのものの音が良くなると、エフェクターは少しだけ味付けするくらいで十分なんですね。

リバーブと薄いオーバードライブ。

そのくらいが一番気持ちよく感じます。

何より、良い音だなと思いながら弾いていると、これまで弾かなかったフレーズに自然と手が伸びる。

若い頃によく弾いていたJerry Garciaのサウンドまで、もう一度弾いてみたくなりました。

音が変わることで、自分の演奏まで変わる。

そんな経験は初めてでした。

私はVintage Fenderも所有していますし、これまで何本ものVintageにも触れてきました。

Vintageだけが持つ味わいは、やはり特別です。

古い写真が時間とともにセピア色になり、鮮明さとは違う美しさを持つように、長い年月だけが作り出せる魅力があります。

一方で、「響」を搭載したTone of DreamsのRestomodには、そのVintageが持っている魅力を残しながら、音の成分がもっと鮮明に聴こえてくるような感覚があります。

Vintageを再現しているわけでもない。

Vintageを超えようとしているわけでもない。

私には、

「進化したVintage」

という言葉が一番しっくりきます。

同じ「響」を搭載していても、一本ごとに音は違います。

木材や電装、調整、そして弾かれてきた時間。

そのすべてが重なって、その一本だけの個性になっている。

私のギターには、ローズ指板らしさと、どこかメイプル指板のようなブライトさがあります。

その中間にあるような独特のサウンドが以前から好きでしたが、「響」になってからは、その個性がさらに鮮明になりました。

最近は、ギターも生き物なのではないかと思うことがあります。

以前、車もそんなふうに付き合っていました。

時間を重ねることで変化し、こちらも変わっていく。

ギターもきっと同じなんだと思います。

プレイヤーとの時間の中で少しずつ育ち、その関係の中で音も変わっていく。

だから一本一本に個性が生まれるのでしょう。

今では、このギターは単に所有している一本ではありません。

弾くたびに新しい発見があり、自分の中にある音のイメージへ少しずつ近づけてくれる存在です。

購入した時が完成ではなく、その後の時間の中で、ギターも、自分自身も少しずつ育っていく。

今では、ギターを弾く時間そのものが、以前よりずっと楽しくなりました。

Tone of Dreamsは、ギターを買うという体験ではありません。

自分のVoiceを見つけていく時間そのものなのだと、今は感じています。

🔊 Owner's Full Chorus Sound

N様による「Restomod “」演奏音源

Guitar:
Tone of Dreams Restomod Spec
Pickup:
Original Model「響」
Amp:
Vintage 70’s Fender Champ